気絶
84 :本当にあった怖い名無し:2008/02/26(火) 23:05:47 ID:kD3q275HO
アパートに帰って真っ暗な部屋で蛍光灯の紐を探して腕回してたら、紐見付けた瞬間に手首掴まれた。電気付けたらコタツに顔真っ白な女が肩までコタツ布団に入ってて『にっ』て笑った。気絶したよ。
コメント:33
女の手長杉
パリコレのモデル並に手長すぎ
ゴムゴムかよぉ
最後の気絶したよ。ってなんかひっかかる。
第三者がいるような感じ。
おーそんな見方がありますかぁ
それにしても屋根低いな
姉歯にでも建築設計依頼したのか?
いやそうとは限らんよ!!
うちの実家では寝ながら消せるように紐が床まで垂れ下がってますからぁ〜〜!!!!
肩までこたつに入ってたのに腕つかんだの??
とりあえずキリのいい500話までは続けますかね
小怪三題 信じようと信じまいと―――。
454話目
米国某州にて。女が常の如く会社への途上を歩んでいると、裏路地にてとても古めかしいCDショップを見かけた。
常日頃利用するこの道で見るのは今回が初めて。
何故か惹かれた彼女は店に立ち寄り、1枚のCDを購入した。
このことを回りに話した数日後、彼女は失踪。
彼女の自室にあったありとあらゆる音の出るもの、またCD、カセットテープと云った類まで全て消えていた。
455話目
1890年新潟の小さな町で、男がアパートの一室にて首を括った。
部屋の棚の上から見つかった遺書にはこう書かれていた。
「先日、髪を整えていると、鏡の自分の後ろ姿の向こうに首を吊った自分が見えた。断じて幻覚ではない。
紛れも無く、自分自身だった。あれを見てからというもの、首を吊った自分の姿が移らないとどうにも据わりが悪い。あの図を再現するために、自分がオブジェとなろうと思う」
456話目
1967年コロラド州アラモサ。中学生のイーサンは虐めを受けていた。彼が無口で「日記マニア」だったから。ある日彼の日記に書き込みがなされた。「宇宙人に攫われた」
無論、周りの悪戯ではある。が、彼は凝然とそのページを見つめていた。それから彼は二日間神隠しに遭う。
帰宅した彼からは、あの日記と共に一切の記憶が失われていた。
彼が持っていたのは、果たしてただの日記帳だったのだろうか?
信じようと信じまいと―――。
独身寮 で
気絶 した
いくつかの学校怪談 が祟ったらしい
シロのお墓 もちゃんと作ったし
悪魔祓いのテープ も買ったのに
金馬賓館で あるはずのない
霊安室 を見つけた
同僚 もいるらしい
このトイレに鏡は 無いはずだが
昆虫セット の
不思議な力 で
家族の絵 を持った
遭難者 が
道を教えてください と映っている
上の方の記事名リレーを一話とカウントしまして
小怪三題 信じようと信じまいと―――。
458話目
英国の片田舎。孤独の人エミリーは旅芸人の腹話術師に恋をした。
椅子に座り、膝の上の木偶を操る彼はとても端正な青年に思えた。
ある日憧れの彼の楽屋を訪れた彼女。だが悲鳴をあげて逃げ帰ってしまった。
部屋の中には一人と一体。膝の上に座った彼が、人形を動かしていた。
459話目
アメリカフロリダ州。4人を拳銃で殺し逮捕された男は「目に見えない人間に操られている」と訴えたが、裁判所は取り合わず死刑判決。
10年後、薬物注射により彼は死刑に処された。
彼の死が確認された時、処刑室の扉が音もなく開き、温い風が通り過ぎたと云う。
460話目
1977年リバプール在住の男は、ある日を区切りに鏡の中の自分が己と正反対の挙動をすることに気づいてしまった。
右手をあげると鏡面の中の男が右手を上げるのだ。
のちに男は鏡に映ることを極力厭い続け、1988年、46歳にして没した。
死後、男の解剖をしたところ、彼の臓器のつくりは全て左右反対になっていたと云う。
信じようと信じまいと―――。
小怪三題 信じようと信じまいと―――。
461話目
イルカが聴けば必ず死ぬレコード、なるものが嘗て存在した。聴覚が敏感なイルカはそのレコードの発する特殊な振動を聞くと過度の痙攣を起こし、最後には内臓が破裂して死に至ると云う。
さて、そのレコードの研究を行った学者がいた。何度目かの実験を行おうと助手がオーディオのスイッチを入れた時、偶々男は水中にいた。
音が流れると直ぐに彼は身を突っ張らせ、身悶えながら呼吸困難に陥った。そしてそのまま失神。
懸命の措置により彼は蘇生したが、酷く怯えた調子で「巨大で透明な手が私を鷲掴みにするのを感じた」と語った。
462話目
大阪に住む男性は自分がHIVウイルスに感染する夢を見た。
夢乍らにも不安に駆られた彼は献血を利用して検査を受ける。
かくして彼の血液は抜き取られたが、男性を含めその場にいた者は皆凍りついた。
彼の血液が透き通っていたのである。更に調査の結果それは完全には作り出すことが不可能の筈の純水であると結論された。
463話目
戦国武将に松永久秀という武将がいた。織田信長が徳川家康に
「松永久秀は、並の者ができないことを三つもやってのけた。主家である三好家を滅ぼし、室町幕府十三代将軍の足利義輝を暗殺し、東大寺の大仏殿を焼き払った。」と語ったほどだ。
時は流れ、上杉謙信が上洛するという報を耳にし、松永は信貴山城に立て篭もり信長に反旗を翻した。
大将の織田信忠率いる二万三千の軍勢に包囲された松永は、天守閣に火薬を集め、そして火をつけて木端微塵に吹き飛んで逝った。
時に天正五(一五七七)年十月十日奈良の大仏殿が焼け落ちてから、ちょうど十年目の同じ月、同じ日であった。
信じようと信じまいと―――。
妖怪小咄
464話目 顔が付く
自分の顔とは生まれてから長い付き合いである。しかしここに思ってもみない顔になり、困惑したお爺さんの話がある。
お婆さんの葬式が出せないお爺さんは何を考えたかその骸を家の前にぶら下げた。その遺体に触れた瞬間、剥がれた顔がお爺さんの面に張り付いてしまった。村に居づらくなったお爺さんは村を離れた。
幾時過ぎたある日、お婆さんの顔がぼた餅を食べたいと催促する。勝手に食べろと言うと、お婆さんは我慢できなかったのだろう。ぼた餅を探すために去っていった。
これは好機と悟ったお爺さん、その場を離れ漸くお婆さんの顔から解放された。
おばあさんの顔は、ぼた餅を食した後、自分の体に帰ることができただろうか。また別の人の顔に付かなければよいが……。
小怪三題 信じようと信じまいと―――。
465話目
エリザベート・ケートの両親にはオカルト趣味があった。
彼女がこの世に生を受けた時、彼女の母親は「この子はジョンに殺される…」とうわ言を呟きながら息を引き取った。
時移り1963年11月22日。
43歳になったベスは夫とテレビを観ている最中に突如発作を引き起こし、帰らぬ人となった。死因は強いショックによる呼吸障害。
同時刻、テレビではジョン・F・ケネディ大統領の暗殺が報じられていた。
466話目
中央ロシアを潤すエニセイ川上流には地元民に「タイカ」と呼ばれる魚が生息している。
このタイカ、普段は河の深みの淀んだ所にいて滅多にその姿を見せず、故にその生態も未だ掴めていない。
数年前モスクワ大学の研究チームが調査のため潜行、何体かを捕獲し解剖を行った。
結果、いずれの検体からも、小魚や小石に交じって人間の毛髪が発見された。
467話目
獣医の門を潜ってくる犬。
その数パーセントはあるものを咽喉に詰まらせたことが不調の原因である。
陰毛の塊。人間の。
犬は糸状の塊を呑み下すことができず、何らかの理由で口に入った陰毛を咽喉に詰まらせてしまうのだ。
信じようと信じまいと―――。
小怪三題 信じようと信じまいと―――。
468話目
ベルギーの神父が教会内で男を殺し、自分の命を絶っているのが発見された。
狭い町では珍しきことに、浮浪児同然の装いの被害者の青年に心当たりのある者はいない。
死因は絞殺であるものの、男の肩甲骨あたりに一際目を惹く傷が捺されていた。
そして被害者の倒れていた礼拝堂の反対側の隅に、一対の大きな翼が打ち捨てられていた。
469話目
1917年、スペインの探検隊が北欧のある洞窟に分け入った。
この洞窟、近年になって発見されたいわば前人未到の地。
洞窟に入って暫時さしたることは無かったが、相当深くまで来たとき、探検隊全員が奇妙な感じを覚えた。
岩の位置や洞窟の温度、湿度が作用したのだろう。
奥から吹く風が悪意を持って彼等を拒むように思えたのだ。
結局彼等は大禍無く帰還はできた。が。
翌年1918年、スペインから巻き起こった死の風は世界中で猛威を揮った。
スペイン風邪と呼ばれたこのインフルエンザウイルスは2千万人から6千万人の命を奪い去った。
当時の世界人口は12億人である。
470話目
18世紀、ロシアの農夫の家庭に臍の無い子供が生まれた。
夫婦はこういうこともあるのだろうとわが子を愛育したが、ある日襤褸を纏った男が「これは私の子だ」とばかり無理やり連れて行ってしまった。
あとでその農夫は男の服が自分の畑の案山子に着せていたものであったことに気が付いた。
信じようと信じまいと―――。
小怪三題 信じようと信じまいと―――。
471話目
1935年フィンランド。夫婦が畑仕事に精を出していた時の怪事。
夫がふと顔を上げると、遠くの空で渡り鳥の一群が飛んでいるのを見た。
目をやったその直後。何十羽もの鳥達が銃で撃ち落とされたかのように次々と落下。
二人が唖然とする中、渡り鳥たちは皆地上へと消えてしまった。
472話目
1983年徳島県。ビルの建設工事中、地下より縦横1m四方、高さ1,5m程の古びた石室が発掘された。発見時、石室内は完全な密封状態。
形状や規模から即身仏になるための部屋との見解が為されるも、中に遺体は見られず。
また奇妙なことに石室内には未だ乾ききっていない大量の血痕が残されていたと云う。
473話目
1998年8月20日、兵庫県の深い森で大学の研究チームがあばら家を見つけた。
中は埃が厚く堆積し、眼につくものは大きな壺のみ。
壺の中は暗く、底も伺い知れない。疑問に思った一人が石を放ったものの、反響は返って来ず。
よく見ようと中を覗き込んだその男はチームの前から忽然と姿を消し、今を持ってしても行方は知れない。
信じようと信じまいと―――。
小怪三題 信じようと信じまいと―――。
四七四話目
座ったり眠るときに、両足を紐で縛る癖がある男がいた。
そうしないと魂が体から抜け出てしまうので、こうして繋ぎとめているのだとか。
それを聞いた彼の友人、彼の家に泊まった晩に寝室に忍び込んでその紐を切ってしまった。
翌朝、彼はこと切れていた。
四七五話目
失調症患者の描く絵は、奇抜な色彩と画面を埋め尽くす模様が描かれることが間間あると云う。
ここに、一人の画家がいる。彼はそれを聞いて派手な色遣いの細かな模様が覆い尽くす自画像を作った。
それは世間の目を惹き、一躍彼は有名に。
しかしほどなくして彼の言動がおかしくなり、遂には失調症になってしまったと云う。
四七六話目
一九七〇年、関西地方。一人娘を交通事故で亡くした母親が遺品整理をしていたときのこと。
娘の部屋から全く見覚えの無い薄汚れた日本人形が出てきた。
知り合いに美術商があったため、送って鑑定結果を待った。
数日後に来た鑑定結果は、どう考えても人形は人骨でできているとしか考えられないというものだった。
信じようと信じまいと―――。
小怪三題 信じようと信じまいと―――。
477話目
言葉の発し方をどうしても思い出せない部族があった。
彼らの村の中央には1年中緑で覆われた大樹が聳え立っていた。
だがある日ハリケーンが村を襲い、雷が落ちてその木を真っ二つに引き裂いた。
直後、彼らは「言葉」を思い出したと謂う。
478話目
1883年8月27日のこと。
深更、「ボストン・グローブ」の夜勤デスクで詰めていたエド・サムソンはうたた寝をし、プラレイプと云う名の火山島が大噴火する夢を見た。余りにも克明な夢見だったため、彼はその内容を紙に書き留めておいた。
翌朝、特ダネ記事と勘違いした編集長が一面のトップに掲載。
翌日、ジャワ島の西にあるクラカトア島が噴煙を躍らせた。
プラレイプというのは150年以上前に使われていたクラカトアの古名であった。
479話目
とある古本屋で『あなたの人生』と題された本を買った男がいた。
驚くことに、本の主人公の辿る人生は男のそれと全く同じであった。
君が悪くなった男はその本を急いで焼却処分した。
翌日彼の自宅から出火、焼け跡から彼の死体が発見された。
信じようと信じまいと―――。
小怪三題 信じようと信じまいと―――。
480話目
人でなくとも本を書くものがある。それは本だ。
大量の本の山に白紙の本を混ぜ、長時間放置する。
すると何も書かれていなかったページに、文章が浮き出ることがあるのだとか。
歴史ある図書館には特にあることなのだと謂う。
481話目
福岡県の中学校でクラス全員(担任含め33人)が教室で首を括る大事件が有った。
しかし何故かマスコミによる報道は無く、地方BBSや掲示板などへの書き込みは悉く削除の憂き目に遭う。
同校の生徒も事件後校舎への立ち入りが禁止され、真相も掴めぬまま今に至っている。
482話目
一人暮らしを始めて2年になる男には奇妙な悩みが有った。
いくら掃除をしても翌朝には自分のものではない長い髪が部屋に落ちているのだ。
次第に彼は外出を控え、仕事も辞めた。
ある日彼の死が確認された。彼は毛髪で出来た縄で縊死していた。
信じようと信じまいと―――。
小怪三題 信じようと信じまいと―――。
483話目
1970年代、100年カレンダーなるものが発売された。
百年分の暦が一枚のポスターに集約されたものだ。
そのカレンダーの購入者の何人かは自殺をしてしまった。
理由は、その暦の中に自分の死ぬ日が含まれているからなのだとか。
尚、現存するそれは十数枚だが、皆一様に一日だけ落丁がある。
カレンダーの作成は1度しか行われなかったにも、関わらず。
484話目
1992年の夏、それまで拒食症に悩まされていた男が食欲を取り戻した。
男は狂ったように暴食に努めたが、7日目の明け方に頓死。
男の過食の話を聞いた検死官は青ざめた。男の死因は賀詞だったからだ。
彼の検死報告に拠れば、男は少なくとも1か月栄養を摂取した形跡が無く、胃や腸も委縮していたのだという。
485話目
とある男の話である。
彼はよく一人で居る時に髪を引っ張られるのだという。
周りを見渡したところで誰が居るわけでもなく、引っ掛かるような物も無い。
帽子を被っている時でさえ、内側で髪を持ち上げられることがあるという。
信じようと信じまいと―――。
↑484話目
「がし」→餓死
486話
この「日刊都市伝説」は今でこそ人が来なくなってしまったが、毎日何人もの人がコメントしていた時期があった。
更新がないからと自分達で都市伝説を集め始めた。
それはいつしか百物語に形を変えて続いていた。
サイトを少しでも支えるために数々の人が百物語に参加し、無事、百話目を迎えた。
その後も更新があっても流れは止まる事なく二百、三百と数を伸ばし、コメント欄にちりばめられた百物語の数々はついに五百を目前にしている。
よく百物語を行うと 何かがある と聞く。
すでに4回も百物語を繰り返している。
サイトという顔の見えない人々の集まりだ。
誰に何があっても知る術はない。何かが起こったからこそ書き込めない。
それでも…どんなにかかっても…千物語は続いてゆくのでしょう…好奇心の先にある恐怖を見るために…………………
そうだのー。今じゃコメントも増えてないし。実は何かが起きているかもしれない。でも、盛者必衰の理でしょW
もしかしたら…ニュースで騒がれてる容疑者だったり、普通にテレビに出てる芸能人が住人に居るかもね 管理人さん一歳おめでとう!
また、起きてしまいましたね…通り魔事件が。
今度の事件の動機が「親が話を聞いてくれない」だなんて・・・馬鹿げてる。
俺なんて親がうっとうしくも思うときもあるのに、どんだけ親に甘えてるんだと33にもなって
高校生だった俺は帰宅途中に事故を目撃したよ
T字路だったんだが、白いスポーツカーが↑の方向から爆音響かせながら突っ込んできて、曲がり切れずに蛇行した後、壁に正面から激突。
俺から2メートルも離れてない位置で信号待ちをしていた他校の女生徒がボンネットと壁の間に挟まれた。
潰れたフロントから上半身が生えてて、真っ白なボンネットに長い髪をあずけてグッタリを目を瞑っていた彼女の姿は、現実味が無くて、ショックで固まっていた俺は思わず見とれてしまっていた。
数十秒も経っていなかっただろう其の瞬間は「ツゥー」とボンネットに垂れた一条の鼻血と目を覚ました女生徒の声で破られた。
「いいいいい〜〜〜〜〜っ!%$&%#ひゅぅ!&”#$%&」
スゴイ絶叫と鼻血を撒き散らしながら狂ったようにボンネットを殴る、般若の形相の女生徒。
見開かれた目は、目玉が飛び出すんじゃないかって位まんまる。
壁際から流れて着始めた黒と真っ赤のマーブル模様の泡だった液体。
生臭さとウンチと焦げた様な臭い。
1分も経っただろうか、唐突にボンネットに突っ伏して動かなくなった女生徒。
結局、全部(空想も入っているのだろう)見た俺がその次に覚えているのは、病院のベットに腰を掛けたままの俺自身と、傍に座っていた母親の姿。
事故現場での俺は、周囲や警官、救急隊員の呼びかけにも応じずに、ずっと女生徒を指差して「ゲラゲラ」笑っていたらしい。
結構通院したが、今でも夢に見るよ。
警視庁に見つかった人殺しのブログhttp://norisu.jugem.jp/ー
488話目
1876年、フランスの探検家が秘境に住むある部族を訪れた。
贈り物として携えた鏡は大変に喜ばれ、その夜宴が催された。
翌日探検家は族長に「昨夜饗された料理は何の肉だったか」尋ねると、族長は「あなたのくれた不思議な水面から釣った魚だ」と答えた。
探検家は何の肉を食べたのであろうか。
489話目
人身事故の絶えぬ新宿中央線。
駅員らにひそかに囁かれる「スズキコウスケ」という名がある。
昭和期に無縁仏として埋葬された人物なのであるが・・・
今でも年に数回駅員たちは彼の死体を片付けるのだという。
490話目
ノルウェーはオスロに気難し屋の陶芸家があった。
生涯に壊した作品の数は5千超。
死後、彼を偲んで広場に彫像が建てられた。
が、不思議なことに翌朝には倒壊していたと謂う。
491話目
舞台はアメリカのとある田舎町。
ある朝、寝起きしなに鏡を覘いたジョージは仰天した。
自分が映っている筈の鏡に、友人のビリーが映っていたからだ。
ジョージが慌ててビリーに電話を掛けると、ビリーは「今、おれが覘いている鏡におまえが映っている」と震えた声で返した。
492話目
アメリカ、ジョージア州のオークバレーという町でショッピングモールの建設中、大量の古びた墓石が出土した。
墓石の数は583基。生年月日は各様であったが刻まれた没年月日はいずれも―1838年4月1日―。
更に奇妙なことに付近からは一体の人骨も発見されることはなかった。
1830年代、辺り一帯は深い森で集落が存在した記録は残っていないと謂う。
493話目
メリカ大陸への移民の初期、約100人のイギリス人がロアノーク島に移住した。
一人が本国へ報告に行き、しばらくして戻ってくると全員が消えていた。
「CROATOAN」と文字が刻まれた木切れを残して。
―――信じようと信じまいと―――
494話目
――変な夢を見た。
火山と云う火山が火を噴きあげ、地が割れる。
逃げ惑う人々に、崩落する棟々――
大西洋沖合から引き揚げられた石板には、そう記されていたと謂う。
495話目
ハンバーグ。メンチカツ。餃子。ミートボール。コンビーフ。食卓を彩る加工食品の数々。
これらを1日1回以上常食したとする。
確率から言って29年に1回人肉が混入されている。
496話目
ある少女がミナミという名の男性に恋をした。
彼女曰くその理由は、「彼が私の右手を一心に愛撫しキスをする」夢を見続けたからだと云う。
彼女の恋は実を結び、かくして二人は結婚するに至ったが、彼らは子宝に恵まれなかった。
訝しく思った友人等は二人に理由を尋ねるのだが、彼女は多くを語ろうとしない。
ミナミ氏と言えば、傍らでいつも彼女の右手を愛しむように撫ぜるばかりであった。
497話目
最近、母親が鏡で自分の目ばかり見ている。
私がその奇行の訳を尋ねると、「目の中に笑っている人の顔」が映るのだと言う。
気のせいだろうと私が母の目を覗き込むと、そこには10年前に行方知れずとなった叔父の姿があった。
顔に満面の笑みを貼りつかせて。
498話目
千葉県袖ヶ浦市のマンションの一室に居を構える佐藤さんを警官が訪ねたのは、ある朝のこと。
何事かと身構えるも、要件は「箒とチリトリを貸してほしい」という些細なもの。
佐藤さんは快諾し、暫くあって警官はそれらを不自然なほど綺麗に洗った状態で返してきた。
警官が帰った直後。佐藤さんはマンションで投身自殺があったことを知らされた。
―――信じようと信じまいと―――
―――信じようと信じまいと―――
499話目
父親と狩猟旅行に連れられていた少女が3人、父親とはぐれ暗闇をさまよっていた。
やがて、前方に明かりが見え、暫く歩くうちに一軒の田舎家を捜し当てた。
カーテンのない窓越しには暖炉の炎が友好的な光を放ち、老夫婦がその前に腰掛けていた。
3人が歩を進めようとした刹那――前触れも無く光景全体が消えた。老夫婦、暖炉、家全てが跡形もなく。少女たちはまた、暗闇の中に立っていた。
500話目
指を組んでみてください。利き腕の指が上になりますよね。僕もそうです。
え?利き腕と反対の指が上になりましたか。それは大変ですよ。
あなたは鏡の世界から誤って来てしまった人間です。夜中に、灯りなしで鏡を見るのはやめましょうね。
さもないと、鏡から鉤爪の生えた手が飛び出してきて、頭を握り潰されますから―
501話目
ある日、スウェーデンのあるアパートに住む学生は自室からぼんやりと外の景色を眺めていた。
そのとき、空に浮いていた雲のひとつが急降下し、
視界の中の公園をかすめるとすぐまた天上に帰っていった。
その後しばらく経ち、学生はその日公園で何人もの行方不明者が出たのを知った。
502話目
ベルギー、ラーキンソン地方の広い草原の上の道で、シェリーは一人車を走らせていた。
窓を開けて青色の風を楽しんでいると、突如、「危ない!」という叫び声が轟いた。
シェリーはとっさにブレーキをかけた。その瞬間、一瞬後に車を走らせていたはずの場所に巨大な鉄柱が深々と突き刺さった。
シェリーはあわてて外に出て周りを見渡した。しかしそこには、草原と、のしかかる青空以外何もなかった。
503話目
スコットランド、カルベリーナ山脈の奥に一つのさびれた城があった。
ある日、記者のミカルはその城を新たな名所にするために取材に行った。
まずミカルは、玄関から入ってすぐ右の部屋に入った。すぐに彼は驚愕に顔を歪ませた。
そこには小さな部屋にテーブルと椅子がぽつんとあり、その上には湯気を立てる豪華な料理が置いてある。
さらに、料理の前には『ミカル様』書かれたプレートが置いてあった。
ミカルは色を失い転げるように城から逃げ、その城の現管理人へ話をしに行った。
玄関の右側の──そこまでミカルが言ったとき、管理人が話に割り込んだ。
「ああ、あれね。変わっているでしょう。たしか、客室前とか言うタイトルでしたっけ。
あの、扉しか描かれてない絵は」
―――信じようと信じまいと―――
―――信じようと信じまいと―――
504話目
外傷後ストレス障害と云う精神障害を知っているだろうか。
心に深い傷を負った者が、何かの拍子にその記憶を突然再燃させてしまう心の病だ。
最近の研究では、受けた心の傷の原因に依って症状が違うことが判明した。
その中で特に珍しい症状がある。
どうやら事故によって相手を殺してしまい(あるいは傷つけてしまい)外傷後ストレス障害になってしまった人は、何故か突然、自分の首を絞めたくなる衝動に駆られるようになるという。
505話目
最近、その精神病院には変わった患者が通いに来ている。
彼らの頭頂部には瘤があり、見様によっては角にも見えるそうだ。
最近ある医者に患者がこう話しかけたという。
「先生。もう俺らは電波を送受信できるようになります。そうしたらパソコン為しでネットに入れるようになります」
時経たずして。病院を悩ましていたハッキング被害がぴたりと已んだ。
506話目
昔、ヨーロッパで麦につくカビの一種が大発生した。
そのカビの混ざったパンを口にすると、幻覚が起こる。
やがて人々の脳は侵され、幻惑と疑心暗鬼から狂気と拷問の日々が幕を開けた。
それは後年、魔女狩りと呼ばれることになる。
507話目
「この世で最も残酷な殺し方とは?」
「殺さないことです」
―――恨みを持った相手を監禁し、衰弱死に至らしめた犯罪人の返答。
508話目
とある木々深い山村に、巨鳥の神の伝承があった。
と言っても今や村は存在せず、僅か2、3人程の元村民であった人間の残した言葉に過ぎないが。
なんでも“それ”は数百年前、村を来訪したそうな。喧しい轟音と共に村に降り立った“それ”は、また直ぐに何処かへ去って行ったと謂う。
いくつかその神を模した像は残っているのだが、それは鳥というよりは魚の形をしている。
何人かの考古学者が調べたが、他の伝承にその話と類似したものは無く、その土地独特の伝説であると結論付けられた。
因みにその村があった場所は現在軍事基地となっているが、そこでの演習中、一機のヘリが突然霞の如く消える事件があったという。
それがこの伝承と関係があるかは、また別のお話。
―――信じようと信じまいと―――
妖怪名彙三話
509話目
幼い日の記憶。
黄土色の果皮から零れだす深紅で透明なかけら。口に含むと溢れ出す甘みと仄かな苦み。
幼少のみぎり、柘榴を口にする度私は陶酔めいた歓楽を感じた。
昔、人の子を食らった鬼子母神の祭られる所には必ず柘榴の木があり、味が人肉に似ているその実が供えられた(愛知県)。柘榴の木がある家には病人が絶えず、果実は若仏(亡くなってすぐの人)が好み死人の香りがすると不吉なものと考えられた(鳥取県)。しかし他方で柘榴の汁は鏡を磨く貴重品とされ(同県)、子孫繁栄を表す縁起良い果物ともみられている。在りし日に感じた甘い不可思議な動揺は、母神が世の毒から保護するために身を削って与えてくれた聖薬が、体中に魔力の効果を浸透させたかのようだった。
510話目
「男心(女心)と秋の空」と、移ろいやすいものの代表として挙げられるように、秋の天候は秋雨前線や台風の影響を受けてさまざまに変化する。天候の変化に伴う気温の上下に体温調節が追いつかず、風邪を引きやすいこともまた秋の特徴の一つといえるだろう。
風邪の対策としては、手洗いやうがいなどさまざまな方法があるが、「スルメを焼く」という一風変わったものもある。大阪府岸和田市には、火鉢でスルメを焼いていると風邪の神が現れ、そのにおいを嫌がって逃げて行ったという話が伝わっている。
これから冬に向かって、気温は下がる一方である。風邪を引いたら暖かくして睡眠を取るのが一番だが、そういうわけにもいかない時は先人の知恵に頼ってみるのも悪くはないかもしれない。
511話目
江戸時代は庶民へも文字が浸透した時代であった。そのため、調査に出かけると数多くの江戸時代の古文書に出合うことができる。そのなかでも特に多いものが、証文の類である。
証文のやり取りとそこに記された文言の履行義務は、人間界だけのものではなかった。当時の人々はそれを妖怪たちにも求めた。
ある河童は、川を渡っていた馬のしっぽをつかんだだけで、腕を切り落とされ、もう二度と人や馬に近づかない旨の証文を取られた。また寺で怪異を起こした狐は、懲らしめられたうえに二度と境内に立ち入らない事を誓約させられた。彼らは神仏の力に屈服したのではなく、証文の実効力に屈服したのである。
江戸時代とは、妖怪までもが人間の論理に組みこまれた時代でもあった。
―――信じようと信じまいと―――
512話目
ある特殊な計算方法で算出したとき、朝陽が昇る確率は1/1000000を下回ると判明した。
勿論太陽は確率に関係なく、毎日等しく大地を照らす。
このことを発見したとき、その学者はこれぞ奇跡だと神を讃えたという。
513話目
細胞核は年齢を記憶する。
8歳の羊の乳腺細胞核と未受精卵を併せて創られた、クローン羊のドリー。
わずか8歳で死亡し検死が行われたが、その身体は年齢に比べて非常に老いていたという。
因みに羊の平均寿命は15〜16歳ほど。これは何を意味しているか?―――
514話目
1900年代、イギリスのとある街で奇妙な連続殺人事件は幕を開けた。
自らの犯行を自供する者は次々に出るのだが、殺人事件は一向に止まないのだ。
調査の結果、一連の事件は見えない殺人鬼に対する人々の恐怖の連鎖であると判明した。
しかし、事件の発端となった皮切りの犯人は、判らず終いであった。
515話目
ある男は二階建ての家の二階で寝ていた。
翌日起きてみると、布団ごと一階へ移動していた。
それが数週間続いたある日、男は酔っていて一階で眠りについてしまった。
それから男を見た者はいない。
516話目
地方新聞を少しにぎわせたお話。
時は1974年。某マンションに住まう一家を襲った怪事である。
3人姉妹の長女が夜寝るために自分の部屋に入ったきり姿を消した。
その晩その町にある唯一の山の近くで、とても高い(少なくとも飛行機が飛行する最低高度)場所から落ちたと思われる女性の遺体が見つかった。
遺体から検出された血液型、歯型、身につけているものが長女のものと一致した。
ちなみに、その時間そのようなところを飛行している飛行機等の記録は無い。
―――信じようと信じまいと―――
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