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「悪魔」と「死神」

48 :1/2:2008/07/01(火) 22:31:45 ID:3ANGTKrQ0

厨時代、吹奏楽部に所属していた。
年に一回夏のコンクールと初夏の吹奏楽祭。
その他は目的意識のはっきりとしたイベントは無く、
晩秋~初冬頃。楽器の練習をするというより、遊ぶために来ていた。

当時二年生だったが、先輩である三年生は3人しかおらず、しかも半幽霊部員で、
実質自分たちの学年が仕切っているようなものだった。
いつも大体5人くらいのグループで、ふやけた練習を一頻りやった後
音楽室でだらだらと遊んでいた。

その頃自分たちの周りでは色々な原因不明の現象が起きていて、
多少の事では騒がなくなっていた。
Hというヤツがタロットカードを持ってきた。
何となくで買ったと言う。 面白がって、カードに添付されていた説明書に書かれていた
簡単な占いをやっていた。
始めてから一時間も経たない頃から、場の全員が妙な雰囲気は感じていた。
空気がいつもと違う。何かマズいことが起き始めている。
遠巻きに見ていたグループ外の連中は、怖がって先に帰った。

当時の自分は、ちょくちょく起きる怪現象に図太くなっていたし、
また自分の所謂「霊感」に自信を持っている、しょうもない状態だった。

やっていたのは簡単な占いで、「未来」「願望」「現在の周囲の状況」などを
指定の場所に置かれたカードで判断する様な感じのものだった(詳細は覚えてない。何しろ十数年前)。
ある時から、何度やっても「現在の周囲の状況」に
「悪魔」と「死神」のカードばかりが出るようになった。
7~8回やって、全てだった。
背後で、窓がノックされる音がした。
勿論、振り返っても誰もいない。 そして音楽室は3階。


49 :2/2:2008/07/01(火) 22:32:16 ID:3ANGTKrQ0

いよいよマズいだろう、と解散することにした。
帰り支度を済ませ、音楽室を出た。
施錠し、鍵を職員室に返しに行かなくてはならない。
職員室は下の階で、薄暗い廊下を通って行かなくてはならない。(点けようと思えば電気は点くのだが…)
周りがみんなビビっているので、自分がその役をかってでた。

廊下を降りてすぐのところで、背後の窓ガラスがバンと鳴った。
まるで手の平を叩きつけるような音だった。 
振り返ってはいけないと思い、気付かないフリで職員室へ行き、顧問に鍵を返した。
明るい職員室から出ると廊下はますます薄暗く、
さすがに怖くなって走り出した。

すると、3メートルくらい先の廊下がおかしい。
白く盛り上がっている。
距離が近すぎて止まれない。
勢いをつけて飛び越えた。
飛び越えながら脚の下に見たのは、

1メートルかそれ以上ある白い顔。
粉っぽい感じに、生えている箇所(廊下と顔の継ぎ目)はひび割れて凸凹していた。
女とも男とも判断できない人形のような顔は無表情で、目を閉じていた。
睫毛まで真っ白で、一瞬その造形に感心した。

着地して振り返ると、もう消えていた。




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この記事へのコメント

いきなり管理人飛ばしすぎだろ
GJ!

2008年12月03日水 URL #- /編集

ライドオンした状況を想像してちょっと笑ったw

2008年12月03日水 URL #- /編集

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