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年に何度かサバイバルゲームを開催している。

696 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2010/01/31(日) 21:16:54 ID:yj4KP5R70

友人の話。

彼は仲間たちと共に、年に何度かサバイバルゲームを開催している。
実家の持ち山を使わせてもらい、結構本格的におこなっているそうだ。
その日もいつもの面子でゲームに勤しんでいたという。

藪に潜んでいると、前方の木陰に黄色っぽい影が動くのが見えた。
あんな目立つ格好した奴いたかな?
不審に思ってスコープを覗いた。


ぼんやりとしてよく判別できなかったが、確かに人型をしていた。
しかしどうにも不可解だ。
木の幹や葉などはくっきりと見えているのに、その影だけは霞んだように
見えて、輪郭がはっきり捉えられないのだ。
まるでそこだけピントが合っていないかのようなイメージ。
それなのに、何故かそれが人型だと意識が認識してしまう。

その時、近くで連続した発射音がした。
音に合わせてスコープの中の影が、何度か小刻みに震える。
そのままパタッと倒れて見えなくなる。

直後、別の方角から大声で叫ぶ者がいた。
「誰だ今撃ったの!?
 撃たれたの、メンバーじゃないぞ!!」

彼も慌ててエアガンを下げると、影が見えた場所へ駆け出した。
わらわらと他のメンバーも集まってくる。


697 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2010/01/31(日) 21:18:12 ID:yj4KP5R70

(続き)
影の立っていたと思われる辺りを探したが、誰の姿も見つからない。

「あれ、確かにヒットしたよな? 倒れたよな?」
「しかし一体、誰が入ってきたんだ。
 注意看板は出しているし、そもそも部外者が侵入してくれば直ぐわかる
 地形だぞ。何でここに入り込まれるまで誰も気が付かなかったんだ?」
「いや俺が発見した時にはもうここに立ってた。
 ヤバイよ、俺たちより先に誰か来てたんじゃないか?」

地面を探りながら、口々にそう言葉を交わす。
どうやら皆も、あの黄色い不審な人影に気が付いていたらしい。
しかし、あまりにも不審過ぎて撃つのも躊躇われ、彼と同じ様に観察して
いたのだろう。

一人だけ捜索に加わらない者がいた。
青い顔をしてエアガンを抱きしめている。

「撃ったの俺だよ」

それだけ言うと、口が引き攣ったように震えた。

「何で撃ったんだよ!
 どう見てもメンバー外だったろ!?」

思わずそう責めたところ、泣きそうな顔になって答えた。

「撃つ心算なんかなかったよ。
 でも俺、アレと目が合っちゃったんだ」


698 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2010/01/31(日) 21:19:42 ID:yj4KP5R70

えっ!? 皆が息を呑む。
「どんな顔してたんだ?」

「顔なんかはっきり見えなかった。
 でも、俺を見て笑ったのだけははっきりとわかったんだ。
 口を歪めてさ。
 次の瞬間、思わず撃ってた・・・怖かったんだ」

しばらくは誰もものが言えなかった。
その後時間を掛けて調べたが、結局、フィールドには彼ら以外の存在は
いなかった。
妙なことに、発射された筈のBB弾も、唯の一つも見つからなかった。
そのまま解散となった。
酷く後味が悪く、また気味が悪かった。

翌日、メンバーの一人が召集を掛けてきた。
あの影を撃った者だった。
別のメンバーが経営する喫茶店に集合してくれという。
やはりトラブルになったか、そう心配しながら店に向かった。

皆が揃っても、そいつは黙りこくっていた。
しばらく様子を見ていたが、やがて我慢できなくなり、声に出して聞く。
「何かあったのか?」

そう促されて、ポツリポツリと語り出した。

「昨晩さ、眠れなくて。どうにも気持ちが悪くてね。
 自分が撃ったのが人外のモノだと思いたくはなかったし、かと言って
 実は本当に部外者を撃ったとも考えたくなかったし。
 布団の中でずっと悩んでた」


699 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2010/01/31(日) 21:20:52 ID:yj4KP5R70

(続き)
「それでふと気が付くとさ、ベッドの傍に、誰か立ってたんだ。
 電気なんて点いてないのに、何故か人だとわかった。
 血の気が引いたよ。
 間違いなく、俺がヒットしたアレだった」

「そのまま身動き出来ずにいると、またアレが笑う気配がした。
 そして何やら自分の身体を触り始めたんだ。
 グチャッ、グチャッて言う湿った音がして。
 次にポトッって何か床に落ちる音がした。
 生きた心地がしなかった」

「すると唐突にその影は消えたんだ。
 うんそう、現れた時みたいに。
 布団を跳ね除けて、電気を点けた。
 部屋の中にはもう何もいなかったよ。
 床の上に落ちていたこれを別にして」

そう言って小さなガラス瓶を出してきた。
中には汚れたBB弾が入っていた。

「丁度、俺がアレに撃ち込んだのと同じ数。
 お返しに来たんだな。
 凄え生臭いんだ。
 まるで腐った肉にでも埋め込まれてたみたいに」


700 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2010/01/31(日) 21:22:57 ID:yj4KP5R70

(続き)
そこまで聞いて思い出した。
「あ、そう言えば。
 かなり前だけど、あの山に入り込んで自殺した女がいたらしいんだ。
 実家で昔聞いたんだけど。
 詳しい場所は聞いてないけど、もしかすると俺たちのフィールドの
 近くかも・・・」

「何でそんな重要なこと、もっと早く思い出さないんだよ!?」
全員に糾弾され怒られたという。

BB弾は知り合いの寺に持ち込んで、供養してもらったらしい。
呆れたことに、彼らは今でもその山でサバイバルゲームをしている。
ただ、流石にフィールドは別の場所に設定し直したのだそうだ。


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この記事へのコメント

サバイバルゲームをすること自体に呆れる

2010年02月02日火 URL a #PPpfc2nk /編集

じぶんちの山でやってんだからいいじゃん

2010年02月03日水 URL #- /編集

つまんね               
           

2010年02月04日木 URL aaa #- /編集

不法侵入した挙句にそこで自殺、さらに死してもなお周囲に迷惑をかけるその性格。
ずうずうしいにもほどがあるよなw

2010年02月08日月 URL #- /編集

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